
昨夜は、久しぶりに会う友人と、成城学園で飲んだ。
実家で親父がまっているので、あまり深酒せずに、早めに切り上げて駅に行き、電車を待っていると、階段の上のほうで乱れた足音。見ると30台と思われる女性が階段の途中で胸を抑えて目をつぶっている。酔っ払っているのか、それとも心臓発作か、とにかく落ちたら大変だと思って階段を上がり声をかける。
「大丈夫です、友達と飲んでいて飲みすぎてしまいました」と案外しっかりした受け答え。反対のホームで友達の女性が手を振っている。その人も元気に手を振ったまではいいけれど、それから足元がどんどん怪しくなってきた。「すみません、登戸まで一緒に行ってもらえますか」
電車が入線してきたので、支えながら乗った。混雑した電車の中で、その人はついに、吐いてしまった。支えている僕の胸に。仕方なく吐しゃ物を浴びるにまかせ、下にたれないように左手に溜める。周りで息を呑む気配。おじさんが、キレイに畳んだコンビニ袋を「よかったらどうぞ」とくれた。
登戸の駅でコンビニ袋にゲロを入れ、僕はその人をトイレに連れて行くと、自分も男子トイレに行って、上半身裸になって洗面台で着ていたTシャツを洗った。絞って、また着る。駄目だ、臭いは全然消えない。とにかくトイレを出て、駅員さんに声をかけると、駅員さんがJRまで連れて行ってくれた。ホームまで行くが、その人はもう全く立てない。それを見て、今度はJRの駅員さんが着てくれたので事情を話すと、川崎行きの最終電車が入線してきた。駅員さんが見てくれるというので、電車に乗った。
川崎に着くまでの30分。電車は空いていた。特に僕の周りは。吐しゃ物の臭いは、腐った生ゴミのようで、本当に気分が悪くなってきそうだった。あまり飲んでいなくてよかった・・・
実家に着くと、すぐに風呂に入り、Tシャツは捨てた。悔しいのは、読みかけだった石田衣良の「ブルータワー」という本がすっかりやられていた・・・・続きを読みたかったけど・・・捨てた・・・・残念。