
昨日は、朝ちょっとだけ出勤した後、お休みをいただいて、病院に行きました。
次男は、だいぶ元気を取り戻してきています。昨日はゴハンもほぼ完食。もうすぐ、鼻から胃につないだチューブも外れるでしょう。
今は頭の包帯も取れて、簡単なストッキングのようなものを帽子の代わりに被っています。洗っていませんから頭が痒いらしく、すぐに帽子をむしり取ってしまうのですが、頭には生え際から頭頂部まで逆U字型に大きな傷跡がのこり、次男の受けた手術の大きさを生々しく物語っています。ああ、頭蓋骨に穴を開け、クラニオトームという一種のドリルで切り出し、大きく開いたんだ、とわかってしまいます。以前僕はそういう製品を扱う仕事でしたから。
手術を受けてから、一週間程度の離断症とそれに伴う食事制限のために、筋肉はすっかり萎えてしまい、数日前まで、斜めにしたベッドの上でも首が座らなくなっており、虚ろな目をしていました。でも、昨日は僕が後ろから抱えると、立って歩き、子供らしい好奇心も復活して、病院の中をゆっくり、歩いて回ることができるようになりました。
昨日は次男と二人で夜まで過ごしました。ゴハンを食べさせて、体を拭いてやり、靴を履かせて病院の中を歩いて、プレイルームで遊んで。(正直に言うと、電車のビデオを見させて、僕も本を読んでいる時間が結構長かったのですが。)
お陰さまで、とても順調に回復しています。残念ながら、発作は形を変えて、また出てしまいました。脳粱離断によって、発火したてんかん波は反対側の脳には行かないために、全般発作で急激に倒れるような発作はなくなるとは思いますが、半身が強直して捩れるような発作になったようです。(僕はまだ見ていません)
その発作の様子を見ると、どうやら焦点は右の前頭葉にあるようで、焦点切除ができる部位にある可能性が高いと、先生は言います。そうであれば、半年位様子を見てからの再手術となるようですが、そうであることを祈ります。てんかん発作は、脳を荒廃させてしまい、記憶を阻害し、ひいては能力を低下させます。思い出すと、次男の能力も、このところ倒れる発作がでるようになってから低下していました。昔のビデオを見たりすると、こんなことができたのか、と驚くくらいです。
実は彼の年齢は、言葉の感受性期的に微妙です。感受性期をすぎると、脳が正常でも言語を獲得することは出来なくなるらしいです。今は言葉がほとんど出ませんから、これから言葉を獲得して行ける時間が残っているかが心配です。
それにしても、薬による治療が功を奏さない難治性てんかんで、外科手術の適用があり、未来に希望が見えてきた次男の、次第に元気になっていくさまを見るのは、なんとも嬉しいことです。